第35回日本頭蓋底外科学会 第35回日本頭蓋底外科学会

会長挨拶

日本思春期青年期精神医学会第35回大会を下記の要領で開催いたします。
コロナ禍を契機として、現代の若者はオンライン授業・在宅ワークなどにより、学校や職場に通い教師や友達と触れ合いながら人間関係を育むといった従来の居場所づくりの機会を失いつつあります。
他方、ICT技術の発展により、SNS・オンラインゲーム・メタバースといったバーチャルな空間が新しい居場所として台頭してきました。こうしたリアルとバーチャルの狭間を生きる現代の若者は、どのようにして物理的そして心理的な居場所を獲得するのでしょう。
現代社会は、こころの居場所づくりの危機として新しい精神病理を生んでいるのかもしれませんし、他方でこころを病む人々にとってこころの居場所づくりのチャンスかもしれません。家族で囲んだコタツ・蒸し暑い教室といったリアルで人間くさい居場所を経験することなく思春期青年期をすごす若者が台頭しつつある現代、改めて、「こころの居場所」の形成とその課題について皆さまと考える機会になればと思います。
本大会は現地参加に加えてWeb参加も可能です。オンデマンド配信コンテンツも充実しています。会員の皆様のご発表とご参加を心よりお待ち申し上げます。

日本思春期青年期精神医学会
会長 松田 文雄

第35回大会長
加藤 隆弘

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